競馬の血統学〈PART2〉母のちから

ISBN:4140807601
図書館で借りました(またかよ)。母系を元にした血統論。
とはいえ、全然堅苦しいものではありません。別冊宝島に「名牝物語」シリーズみたいなのがありましたが、あれに近いかも。
タニノギムレットの昔気質な血統構成とか、ライトフレーム(ニホンピロウイナーのおばあちゃん)の試練とか、一目惚れ?で生まれた英国ダービー牝馬とか、使える(って何に)エピソードが多くて、興味深く読みました。トウカイテイオーとその祖先の悲劇の牝馬ヒサトモの話も知ってましたけど、やっぱりイイ話ですわ。
いわゆる名牝とその関係者(オーナー)の話が多いのですが、1年に3桁つけられる種牡馬と、1年に1頭しか仔を生めない牝馬とではその1頭に賭ける濃さが違うんだろうな、という感じがしました。
馬事文化賞のパート1は読んでいませんが、それも読もうかな。順番が逆?だって、サンデーまんせーだったら嫌じゃないですか…と思って、止めたのですが、これなら読めそう。図書館にもありますし。